フライ&ゼリーフライ

 遅まきながら、行田が誇るwB級グルメ、”フライ”と”ゼリーフライ”のご紹介おば、させて頂きますw

 まずはフライです。最近は”行田フライ”と呼ばれたりしてます。フライといっても、油で揚げません、鉄板で焼きます。よってヘルシーw(だと思うw)まさにそれは、お好み焼きって感じです。でも違うw
水で溶いた小麦粉を鉄板の上で薄く伸ばし、豚肉や長ネギなどお好みの材料を載せて焼く。キャベツを入れる店もあります。基本、玉子はオプションで、贅沢仕様となっておりますw焼き上がりに醤油もしくはウスターソースを塗り、青海苔を振ります。サッツパリ醤油派か、こくのウスターソース派か…ま、ま、どちらもイケますよ♪私的には、その日の気分で食べ分けますw

 それと、焼いたフライを二つ折りにして内に焼きそばを挟み込んだ”フライ焼きそば”なるメニューがあります。お得感が全開だし、またこれがうまいんだ♪

 行田は古くは足袋の生産高日本一の地で、足袋工場で働く女性工員さんのおやつとして出し始めたのがきっかけで、当時はフライ焼きと呼ばれていたそうです。手ごろな値段で手軽に食べられ、腹持ちがよいことからファーストフードとして親しまれ、女工さんたちの手を経て家庭に広まったとされます。

私の友達のお母さんにも、地方から住み込みで行田の足袋工場に就職をされた方が何人かいます。また、最近はあまり聞かないですが、私の子供の頃は、どこの家庭でもフライを家で作っていました。うちのかみさんは、たまに作ってくれますよ。今も昔も、おかあさんが作るフライの味が最高です♪

後に「フライ焼き」から「フライ」へと名前が省略。なお、行田市の足袋工業の発展と共に広まっていったことから、布が来ると書いて「布来(フライ)」、足袋工業の発展が富をもたらしたとして、富が来ると書いて「富来(フライ)」などと当て字をすることがあります。

 次にゼリーフライです。ゼリーフライは、パン粉などの衣を使わずに、おからと茹でたジャガイモを混ぜ、つなぎに卵を加えてコロッケのようにまとめて素揚げした、いわゆる「おからコロッケ」で、たっぷりとソースをつけて…いや、ソースに浸してw食べます。残念ながらゼリーのフライぢゃないんですよ、これがww

ちなみに、行田市内のお店屋さんで、単に「フライ」と注文すると「フライ」が出てきちゃいますよ、ちゃんと”ゼリー”を付けないと「ゼリーフライ」は食べられませんw

 ゼリーフライの由来は、形状や大きさが小判に近いことから「銭富来(ぜにふらい)」と呼ばれていたものが訛り、「ゼリーフライ」に変化したと言われています。

フライの発祥は1925年(大正14年)行田市天満の古沢商店さんが元祖と言われています。よくテレビに出てますよね。ここのおばちゃんが焼いた醤油味がイイ!

ゼリーフライの発祥は行田市持田にあった「一福茶屋」(現在は閉店)さんで、販売を開始した詳細な年代は不明なものの、明治後期には既に確認されているそうです。

家では私が初めてフライ&ゼリーフライをお店で食べたのが一福茶屋でした。フライと焼きそばのメニューには【大(大盛り)・中(中盛り)・小(小盛り)】と3サイズあり、大のボリューウムには大げさぢゃなく腰が抜けるほどビックリでした。

行田のあちこちに食べられるお店があり、パンフレットも発行させてます。私的にオススメは、本丸のかねつき堂さんですかね…http://www.geocities.jp/kanestukidou/
私もよく利用させてもらってます。お店も綺麗だし、駐車場も完備wしています。フライもゼリーフライも美味しいです。ただ、ゼリーフライはアレンジが加わり、行田オリジナル?(私が子供の頃よく食べていたもの、水城公園の掘っ立て小屋(駒形屋さんごめんなさい)で売ってたあのゼリーフライの味)とは、ちょっと違ったなぁと感じます…写真のゼリーフライはふっくらしてますが、オリジナル?は、もっと薄くペッタラなんだよねw
味的には、そのオリジナルwより、遥かに美味しいです。機会がありましたら、是非ご賞味ください。
灰鰤で投稿
HatenaSync