韓国・清渓川の復元

 韓国の首都、ソウルの中心部を流れる「清渓川」(チョンゲチョン)は、市民の記憶から少しずつ失われて行きました。清渓川はソウルの中心部を東西に横断する河川ですが、河川の汚染が進行し、伝染病の温床にもなっていました。1958年から1978年までの20年あまりにかけて覆蓋工事が行われ、その覆蓋上に総延長5.8km、幅16mの清渓高架路が建設されました。その下にある清渓川道路とあわせ1日約17万台の自動車が行き交う、ソウル市の動脈の役割を果たしていました。
 それから約20年の歳月を経て、「清渓川」の復元を求める声が高まり、2003年、当時市長だった李明博大統領が、劣化が進んだ高速道路を撤去し、川沿いに樹木を植えるなど、親水空間の整備を進めました。
 現在では、ソウル市民の憩いの場となっているほか、観光都市ソウルの代表的な名所として多くの観光客を引きつけています。


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