耕作放棄地の活用

 全国には、平成17年度時点で約39万haの耕作放棄地があります。

 耕作放棄地とは、「過去1年以上作物を栽培せず、しかも、この数年の間に再び耕作するはっきりした考えのない土地」のことであり、昭和60年には13.5万haでしたが、20年間で約2.5倍にも増加しています。

 うちの周りの田んぼも、農家の方の高齢化と後継者不足のため、年々耕作放棄地が増えてきています。田は荒れ放題で雑草が背丈よりも高く、生い茂っています。火事や不法投棄が心配です。

耕作放棄地を再生・利用していく目的としては、中長期的な世界食糧需給のひっ迫が見込まれる中、食料の安定供給を図る必要があること、国土の保全、水源のかん養、病害虫・鳥獣被害の防止や中山間地の適切な管理による生物多様性保全といったさまざまな機能を確保する必要があることなどが挙げられます。

 田んぼが広がった地域は、大雨が降っても田んぼが吸収し、ちょっとやそっとぢゃ、水害には繋がりません、しかし、田んぼを埋立てコンクリートアスファルトで固めると、雨水は地中に吸収されず地表を彷徨い、水害をもたらします。

 現代だからこそ、田んぼの役割は、大変に大きなもになっていると思います。
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