貿易自由化が招く危機

2011年11月23日付けの”農業共済新聞”に掲載されていた記事を抜粋します。

TPPに関する記事で、”貿易自由化が招く危機/農業・農村の再生が急務”というタイトルです。

 世界は今、食料やエネルギー、経済、環境、地球温暖化など、さまざまな分野で地球規模での危機に直面している。これは効率性や利潤のみを追求してきた結果であ、問題解決策が貿易自由化でないことは明らかだ。……

 農村は今、食料はもとより再生可能エネルギーを生産・供給することで、地域経済を発展させつつ地球温暖化対策などにも大きく貢献できる可能性をもっている。農業・農村を再生し、その機能・役割を最大限発揮させることこそが、地球規模の危機に対応する処方箋だ。……

 日本は、経営規模は小さいが多くの農家がしっかりとした農村社会をつくり、都市とのつながりを通じて地域社会を築いてきた。TPP(環太平洋連携協定)によって農村の機能や役割、今後の可能性を奪うようなことはあってはならない。

 食料・農業・農村への国民の関心は今まで以上に高まっている。農村に魅力や可能性を感じる学生は増え、農村に飛び込んでゆく学生も現れている。団塊の世代を中心に農村回帰の動きも広がっている。こうした流れを加速させ、農業・農村を再生してゆくことこそ求められている。
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農家の方の言い分だけ取り上げている気はしますが、農業に(農村に)期待される環境改善等の効果を考えると、やはり我々が日本の農業を守っていかなきゃならないんでしょうね…
灰鰤で投稿
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